ロゴシール・ステッカーの作成方法とは?メリットや印刷のポイントも解説

ロゴシール、ロゴステッカー印刷

企業がロゴシール・ステッカーを作成すると、自社のイメージアップや認知拡大などさまざまなメリットがあります。一方で、オリジナルのロゴシール・ステッカーを作成する方法がわからないなど、悩まれている方もいるでしょう。

そこで本記事では、ロゴシール・ステッカーとは何か、作成するメリット、作成時に知っておきたいポイントなどを解説しています。自社のロゴをマーケティングに活用したい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ロゴシール・ステッカーとは

ロゴシール・ステッカーとは、社名やロゴを型抜きしてシール状にしたものです。企業がロゴシール・ステッカーを制作する目的は、ブランド認知度の向上や他社との差別化など多岐にわたります。

顧客への配布や備品への貼り付けにより、多くの人の目に触れるようにすれば、自社ブランドを効果的にアピールできるでしょう。

なお、ロゴシールとロゴステッカーは基本的に同じ目的で作成しますが、区別して呼ぶときもあります。シールは粘着性シートに印刷されたもので、主に屋内向けです。ステッカーはシールに耐性加工を施したもので、主に屋外向けに作成します。

ただし、印刷会社によって考え方が異なるので、これらの区別はあくまで参考程度にご覧ください。       

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企業がロゴシール・ステッカーを作成するメリット

企業がロゴシール・ステッカーを作成する主なメリットは、以下の4つです。

  • 自社の広告媒体として手軽に活用できる
  • ノベルティにすれば自社のイメージアップが図れる
  • 文章よりロゴの方が顧客の記憶に残りやすい
  • 競合との差別化につながる

各メリットを項目ごとに詳しく説明します。

自社の広告媒体として手軽に活用できる

ロゴシール・ステッカーはどこにでも簡単に貼れるため、自社の備品に貼っておくだけで広告媒体として活用可能です。

効果的な貼付例として、営業用車両や外部で打ち合わせに使用するパソコンなどが挙げられます。自社のHPやECサイトに飛べるQRコードをデザインに取り入れるのも、良い宣伝方法です。

また、ロゴシール・ステッカーにより、「ザイオンス効果」(単純接触効果)が期待できます。ザイオンス効果とは、繰り返しの接触が人に良い印象と高い好感度をもたらす効果のことです。CMや広告でよくみかける企業に対して親しみが沸くのも、同じ現象です。

企業のロゴシール・ステッカーは、繰り返し多くの人目に触れることでザイオンス効果が生まれ、自社商品・サービスの販売促進にもつながります。

身近なものに貼られることで多くの人の目に触れる機会が生まれます。

ノベルティにすれば自社のイメージアップが図れる

ロゴシール・ステッカーをノベルティとして無料配布すると、顧客が自社に対して良いイメージを持ちやすくなります。自社のブランドイメージが上がれば、新規顧客の獲得や既存顧客の満足度向上にもつながるでしょう。

ロゴシール・ステッカーなら受け取る側もかさばらないため、イベントなどで配布しやすい点もメリットです。

顧客がデザインを気に入れば、自身の持ち物に貼って使用する可能性もあります。その場合、顧客が自社の宣伝を自然に行ってくれることになります。

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文章よりロゴの方が顧客の記憶に残りやすい

一般的に人間は、文章より絵や図形の方が印象に残りやすいものです。企業が自社をアピールするなら、詳細な企業情報を記載したチラシやパンフレットより、シンプルなロゴシール・ステッカーを見せた方が成功しやすい場合があります。

チラシやパンフレットは、企業に興味がなければなかなか読まれません。しかしロゴシール・ステッカーなら、その時に興味はなくてもデザインが印象に残る可能性はあります。

後日、顧客の頭の中で自社商品・サービスに関連する新たなニーズが生まれた際に、自社を思い出すきっかけとなるでしょう。

競合との差別化につながる

ロゴは社名をデザイン化したもので、企業イメージや企業カラーがデザインに盛り込まれています。そのため、ロゴシール・ステッカーを作成して販促活動や広告に使用すれば、企業イメージの強いアピールが可能です。

既成パッケージを使用した製品でも、ロゴシール・ステッカーを貼るだけで自社の個性を表現し、競合との差別化が図れます。競合との差別化が上手くいけば、価格以外の側面から顧客にアプローチできます。

マーケティングの側面でも大きな役割を果たすのが、ロゴシール・ステッカーです。

ロゴシール・ステッカー作成のポイント

ロゴシール・ステッカーには、作成する数や用途、予算などに応じて押さえておきたいポイントがあります。主なものは下記の5つです。

  • オリジナルのデザインを考え抜く
  • デザインや用途に応じて素材を決定する
  • 用途に合った仕上がり形状を選ぶ
  • 仕上げとして特殊加工を施す
  • ロットや用途に応じて印刷方法を選ぶ

それぞれ詳しくみていきましょう。

オリジナルのデザインを考え抜く

自社に定まったロゴがない場合には、オリジナルのデザインを考える必要があります。

ロゴシール・ステッカーはデザインによって顧客に与える印象が大きく異なるため、顧客の属性を検討しつつ、ターゲットに好まれやすいデザインを考えましょう。

例えば、企業カラーをメインの色にすると、ブランドイメージが浸透しやすくなります。青は誠実な印象を与えるなど、色のもつイメージや心理的効果を踏まえるのも良い手法です。

また、ロゴデザインに使用する文字の選択も重要です。「日本語・英語」「漢字・ひらがな・カタカナ」「フォントの種類や大きさ」など、選択次第で顧客に与える印象は大きく変化します。

漢字は真面目で誠実な印象、ひらがなは柔らかく優しい印象、カタカナは軽やかな印象を与えます。それに対し、英語はスタイリッシュでトレンディなイメージです。

顧客に与えるイメージは、マーケティングにおいて重要な要素であり、ノウハウや経験が求められます。自社でデザインや版下作成が難しい場合には、デザイン会社や印刷会社に任せる方法も検討しましょう。

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デザインや用途に応じて素材を決定する

ロゴシール・ステッカーに使われる素材は、デザイン性や用途、予算などさまざまな要素を考慮して決める必要があります。

素材の種類は、大きく分けると「紙素材」と「フィルム素材」の2種類です。紙素材は比較的安価で、中でもコート紙やアート紙などは発色が良いため、ロゴシールを目立たせる場合に向いています。

一方で、フィルム素材には耐久性が高い合成紙(ユポ)や塩ビなどがあり、屋外で用いるロゴステッカーなどによく使われます。

また、PETフィルムにはイラスト・文字が目立つ透明PETや、金や銀のホイルを使った金ネーマーや銀ネーマーなどがあり、多彩なデザインが可能です。

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用途に合った仕上がり形状を選ぶ

ロゴシール・ステッカーの仕上がり形状も知っておきたいポイントの1つです。

一般的な仕上がり形状は、シートに複数枚印刷された状態です。こちらの形状は、配布用ではなく自社で使用する場合に向いています。

配布に向いている形状には、1枚ずつカットするタイプがあります。周囲に台紙を残してカットする方法と台紙ごとシールの形にカットする方法の2種類があり、ロゴの形や用途などに合わせて選択可能です。

なお、複雑な形状のカットも行えますが、その場合は最初に型を作る必要があります。

仕上げとして特殊加工を施す

ロゴシール・ステッカーに特殊加工を施すと、高級感やデザイン性、耐久性などが向上します。

表面を保護したい場合には、表面の保護に加えて印刷の色を鮮やかにする効果もある「ラミネート加工」がよいでしょう。

また、高級感を演出したいなら金銀・虹色など色とりどりの色彩にできる「箔押し加工」が向いています。ただし、もともと凸凹のある和紙など、箔押しに合わない素材もあるので注意が必要です。

そのほかにも、浮き出したイメージになる「エンボス加工」や、ドーム状になる「ポッティング加工」など、ロゴシール・ステッカー向きの特殊加工には幅広い種類があります

加工には、屋外使用やコスト面などで向き不向きがあります。印刷会社に相談すれば、よりイメージに近い特殊加工がみつかる可能性もあるでしょう。

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ロットや用途に応じて印刷方法を選ぶ

ロゴシール・ステッカーは、用途やロットによって適切な印刷方法が変わります。

代表的な印刷方法は、凸版印刷やオフセット印刷、オンデマンド印刷(デジタル印刷)です。

凸版印刷は単色1〜3色のデザインや特色を使用するものに向いています。それに対し、オフセット印刷はカラーやグラデーションの表現がある場合に向いています。

また、ロットの観点では、オフセット印刷は印刷版を用いるため、ロゴシール・ステッカーを大ロットで印刷する場合におすすめです。一方、オンデマンド印刷はデジタルデータを用いて印刷するので、まずは小ロットで試したい場合や種類が多い場合などによいでしょう。

なお、凸版印刷は小〜中ロットの印刷に用いられる傾向があります。

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まとめ

企業がロゴシール・ステッカーを活用することで、自社の認知度向上や他社との差別化などのマーケティング効果が期待できます。デザイン制作で悩んだら、専門のデザイン会社や印刷会社と相談する方法もあります。

本記事で紹介したポイントを参考にして、企業イメージに合致した素敵なロゴシール・ステッカーを作成しましょう。

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