【シール印刷加工】ポッティング(ドーミング)加工|種類や特徴を紹介

シール印刷のポッティング加工・ドーム加工
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ポッティング(ドーミング)加工とは

ポッティング加工はドーミングやドーム加工とも呼ばれ、シールなどの印刷物の上に透明のウレタン樹脂を流し込み、硬化させる加工のこと。
厚みのある透明のドーム状になることから艶のある立体感が出る。

ポッティング(ドーミング)加工の特徴

・印刷の表面保護になるため耐水性、耐久性などが向上
・立体的なため見た目や手で触った際に存在感がある
・装飾として、立体感や高級が出る。他製品との差別化に繋がる

素材による見た目の違い(一例)

ベースに使用する素材によって変わるポッティング(ドーミング)加工後の見え方。
素材を活かしたデザインやイメージに合わせて素材を選択することも可能。

白い材質のポッティング加工
白PET
ツヤあり銀
消し銀
ヘアライン銀
ツヤのある赤金
消し金
ホログラム(レインボー)
ホログラム(スクエア柄)
ホログラム(粒柄)

ポッティング(ドーミング)加工にオススメの用途

商品のブランドステッカー家具、家電、自転車、バイク、玩具、水まわりで使用する商品 等
販売用のステッカースポーツチームやブランドのロゴステッカー、キャラクターグッズ 等
ノベルティやプレミアムとして商品やノベルティグッズの装飾シール、目印やマークとしてのシール 等

ベースのシールデザインは自由のためノベルティとしてのキャラクターシール、雑貨シールなどなどにも使用できる。

ロットと加工サイズ

・作成は1個から可能(経済ロットはサイズ、仕様等によって異なります)
最小6.5ミリφ〜最大300ミリx200ミリ程度のサイズまで加工可能。
角や鋭角の部分は角Rでの作成が必要

耐久性と安全性

・使用するウレタンの安全性などはRoHS,SDS等の資料により確認が可能。
黄ばみにくく、耐候性、耐水性に優れた樹脂を使用することで長期間使用することができる。
・耐久性は第三者機関の調査済み、耐水、高温、黄変などの確認を行いほとんどの条件下で変化無し。
 ※高温多湿などの過酷な状況下での使用の際は事前に要確認。

ポッティング(ドーミング)加工の注意点

・樹脂の染み込み等の問題から基本的にPETフィルム素材を使用する。
 紙系の素材を使用する場合は印刷面の上から別途PETラミネート加工等が必要。
・樹脂の表面張力を利用して加工を行うため、細かい部分や鋭角のものはできない場合がある
・樹脂の表面張力を利用して加工を行うため、サイズによってドームの盛り上がりは変わる。
・小さなホコリや気泡が入る可能性がある。
・サイズが大きくなると不良率が増える。

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