ケーキピックとは?おしゃれなオリジナルデザイン制作や印刷のコツを解説

ケーキピック、フードピックとは

ケーキピックは、ケーキに彩りを添えて高級感を高めるだけでなく、ブランドの認知度を向上させる役割も果たします。

一方で「ケーキピックにはどんな種類があるかわからない」「作り方のコツを知りたい」と悩まれている方もいるでしょう。

そこで本記事では、ケーキピックの概要やメリット、デザイン・印刷のポイントなどを解説します。オリジナルケーキピックの作成を検討している方は、ぜひご覧ください。

目次

ケーキピックとは

ケーキピックとは、ケーキやマフィンなどのお菓子類に用いる装飾アイテムです。

主な目的として、ケーキを華やかにして見た目を美しくする、ブランドのイメージを消費者に浸透させるなどが挙げられます。オリジナルデザインのケーキピックを使用すれば、特別感も演出できます。

消費者が食べ物を口にする際に伝えたい事項を記載するときにも、ケーキピックを用いることがあります。具体的には、「アレルギー対応表記」や「材料の産地表記」などです。

食品に直接触れる機会が多いため、表面にはコーティング加工が施されているのも特徴です。

なお、ケーキ以外の食材にピックを用いる場合、フードピックと呼ばれることもあります。フードピックは、ウインナー・揚げ物に刺したり焼肉・サラダに添えたりと、さまざまな使い方が可能です。

また、フードピックはおせち料理やお寿司など和の料理にもよく馴染みます。パーティ用の料理やケータリングに用いれば、華やかな雰囲気に彩りを添えるでしょう。

ケーキピックの用途

ケーキピックは、主に次のような用途で使用されています。

用途詳細
装飾・ケーキの見栄えを良くする
・花・リボン・星などをモチーフにする
イベント・祝いの席やクリスマスなどの特別感を演出する
・祝いの言葉・イベントにちなんだイラストなどを入れる
コラボキャンペーン・アイドル・アニメなどとのコラボメニューの一環として使用する
・コラボの内容にちなんだイラストやロゴなどを入れる
ブランディング・自社の認知度を高めるために使用する
・ブランドロゴや社名などを入れる

ケーキピックのデザインは、用途に合わせてオリジナルで制作すると効果的です。

ケーキピックを用いるメリット

ケーキピックの主なメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • ケーキの彩りを良くして購入を促せる
  • ブランドの認知度を高められる

それぞれ詳しくみていきましょう。

ケーキの彩りを良くして購入を促せる

ケーキピックには、ケーキに高級感と華やかさを持たせ、消費者の購入意欲を高めるメリットがあります。

ケーキに可愛い装飾やキラキラときらめく飾りがあると、消費者の目を引きやすくなります。例えば誕生日やクリスマスといったイベント用のケーキなら、特別な日に彩りを添えるオリジナルケーキピックを採用するのも良い方法です。

消費者はこうした装飾により特別感を得られ、顧客満足度も向上するでしょう。このように、視覚的効果でケーキの価値を高めるのがケーキピックの役割の一つです。

ブランドの認知度を高められる

ケーキピックには、ブランドの認知度を高めるメリットもあります。

ケーキピックの絵柄に企業ロゴやオリジナルデザインを用いれば、ブランド全体の統一感が出て、消費者にブランドイメージが浸透します。企業のオリジナルキャラクターがいるなら、デザインに採用するのも選択肢の一つです。

顧客満足度の向上と上手く絡み合えば、ブランドの価値はさらに高まるでしょう。近年はSNSで画像を投稿・拡散する消費者も多いため、SNSによるブランドイメージの浸透も期待できます

オリジナルケーキピックのデザイン制作・印刷のコツ

オリジナルケーキピックのデザイン制作・印刷のコツには、以下の5つが挙げられます。

  • ケーキに合ったおしゃれなデザインを考える
  • デザインに合った形状を選択する
  • デザインや用途に応じた素材を選ぶ
  • 印刷の特殊加工でデザインを引き立てる
  • バランスを意識してサイズを決める

それぞれ詳しく説明します。

ケーキに合ったおしゃれなデザインを考える

ケーキピックを作る際には、ケーキやそのターゲットに合ったおしゃれなデザインを考える必要があります。

ケーキ自体の見栄えによって、適したデザインは異なります。例えば、シンプルなショートケーキであれば、鮮やかな金・銀・ラメなどで華を添えるとよいでしょう。

また、デザインの方向性は、ターゲットとなる消費者や価格帯によっても変化します。もしリーズナブルな価格であれば親しみやすいデザイン、高級志向であればラグジュアリーなデザインといった使い分けが重要です。

そのほか、ケーキにピックを刺すことでデザインが完成するといった面白い試みも考えられます。一例として、ドーム型のケーキにウェディングドレスの女性を表現したピックを刺すデザインです。

デザイン制作に困った場合は、デザイン会社や、デザイン制作から依頼可能な印刷会社に相談するのも選択肢の一つです。

▲ピックと合わせて完成するケーキなど使用方法は様々です

デザインに合った形状を選択する

ケーキピックに使用される形状は、大きく分けて以下のとおりです。

形状概要
プレーンピック・四角形や円形などシンプルな形
・ひし形や楕円なども含まれる
変形・ロゴや数字などデザインの形状に沿って作成
・複雑な形状は難しいため、注意が必要
足付き・プレーンピックや変形に足(刺す部分)の付いた形状
・先端を鋭角にカットすることは難しく、カットに丸みが出る場合もある

デザインのしやすさを優先したい場合や落ち着きある雰囲気を出したい場合は、定番のプレーンピックを選ぶとよいでしょう。ロゴデザインを採用する場合やオリジナリティを出したい場合は、変形が人気です。

足付きは、ケーキに刺すことでピックを安定させられるメリットがあります。

なお、印刷会社によっては、複数のデザインを1枚のシートにまとめて印刷を請け負っているところもあります。この形状は、ノベルティとして顧客に渡す場合に便利です。

デザインや用途に応じた素材を選ぶ

ケーキピックの素材は、オリジナルケーキピックのデザインや用途に応じて、適切なものを選びましょう。

ケーキピックによく使われる素材は、以下のとおりです。

素材特徴
ユポ・耐水性のある合成紙
・しなやかな素材
リードアイボリー・素材は白に近い色
・ケーキピックの素材として一般的
アルミ・高級感のある金属的な輝きがエレガントさを演出する
・簡単に折り曲げられるため、クネクネピックとして立体的な加工も可能
透明PET・透明度が高いフィルム素材
・主役の邪魔をしない控えめな見栄えでありながら、高級感を演出できる

いずれもインキの映えが良いため、ケーキピックの素材として使用されています。

印刷の特殊加工でデザインを引き立てる

印刷の特殊加工を施すことで、より映える美しいケーキピックが制作できます。

印刷会社で行える加工の例は、以下のとおりです。

加工特徴
型抜き加工・文字やキャラクターの形に型を抜いて仕上げる
・複雑な形にするのは難しい場合もあるため、注意が必要
箔押し加工・金・銀・色付きなどの箔を押して高級感を出す
クネクネ加工・アルミ素材を用いて立体的な曲げ・ひねり・ウェーブなどの加工を施す
・素材の輝きが加工の魅力をさらに引き出す
立体加工・ピックに切り込みを入れて部分的に回転させたり、組み立て式にするなど

型抜きや箔押しなどの場合、素材によって加工がもたらす効果が変わるため、加工と素材をセットで検討することが重要です。

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バランスを意識してサイズを決める

ケーキピックのサイズは、20mm×20mm以上を推奨する印刷会社が多くみられます。それより小さくなると、誤飲のリスクが高まるためです。

一方で、大き過ぎると主役であるケーキの魅力を消してしまいかねないため、注意が必要です。サイズを決める際は、ケーキそのもののサイズとのバランスを考慮しましょう。

フードピックとしての利用

ケーキピックという名前からケーキやプリン、パフェなどの洋菓子に多く使用されていますが、その他の食品(フード)用のピックとしても使用されています。

  • カフェ等で食事の彩りとして
  • コラボキャンペーンでキャラクターやロゴなどをノベルティとして
  • 焼肉や刺身の提供時の種類の判別として
  • 餃子やなど中身の具材の種類違いの説明として
  • ミントなど彩り用の葉っぱの代わりに

まとめ

ケーキピックは、ケーキの特別感の演出に不可欠ともいえる大切な要素です。消費者の購入意欲を高め、ブランドの認知度を向上させる効果があります。

ケーキピックの用途に合ったオリジナルデザインを制作し、適切な素材や加工などを選択することが重要です。自社にノウハウや経験がない場合には、プロのデザイン会社や印刷会社に相談するとよいでしょう。

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